職業プログラマの戯言

■リンククリックでAjaxに割り当てたパーツを更新 通常のリンクは、 <a href="link">リンク名</a> となるわけですが、これだと、ページ全体が更新されてしまうので、せっかくAjaxにしたのに、台無しです。 そこで、リンクをクリックすると、Ajaxに割り当てたパーツを更新する方法が必要になります。 やり方は、

<script>
function clickLink($arg)
{
	scroll(0,0);
	xajax_funcname($arg);
}
</script>

というJavascript関数を作っておきます。 ここで、xajax_funcnameは、Ajaxに割り当てたPHP関数funcname scroll(0,0)は、ページ先頭に移動 そして、以下のようなリンクを貼ります。 <a href="javascript:void(0)" onClick="clickLink('arg')">ここをクリックすると、対象部分のみを更新します</a> argの部分が動的に変化する場合は、PHPで、 print '<a href="javascript:void(0)" onClick="clickLink(\'' . $arg . '\')">' . 'ここをクリックすると、対象部分のみを更新します' . '</a>'; といった感じで出力すれば動的なリンクも生成できます。 PHPはサーバーサードな言語、Javascriptはクライアントサイドな言語ですので、一見混在不可だと思われがちですが、こういうことをすることで、実現できます。 ひとつのtipsに複数のtipsが混じってしまった・・・ 相変わらず、まとまりがないな。

■Amazonの商品プレビューが動作せず
AJAX化した弊害の一つとして、Amazonの商品プレビューが動作しなくなったこと。
ま、ソースを見てみれば分かるのですが、Javascript関数の塊なので、仕方ないのかな・・・
ちなみに、サイドバーに表示しているアイテムの商品プレビューは動作します。

■Adsenseで儲けたい人には不向き
Adsenseはページの内容を解析してそのページにあった広告を表示してくれるので、クリック率が高く魅力的なのですが、AJAXなページの解析能力はあまり高くないようです。
ちなみに、「google」にマッチするWebAPIでも表示される
AdSense API
というAPIがあるのですが、このAPIはAdsenseのアカウント管理しか出来ないので、これでどうこうすることもできませんね。

■「戻る」が使えない
AJAXアプリの特徴として、「戻る」ボタンが機能しないというのがあります。
これは、Webブラウザというのは、ページ単位で管理しているのに対して、AJAXで作成されたページはページ遷移が発生しないので、ページの変わった状況を判定できないためです。
ただ、これだと、使い勝手がよくないので、何らかの手法を考えないといけません。
AJAX版アーティストリンクでは、サイドバー右上に、最近検索されたアーティスト名を20名文表記するようにして、ここをクリックすることで、直前の状況にすぐに復帰できるようにしています。
ブラウザの画像キャッシュ＆Cache_Liteによるサーバーでのデータキャッシュの効果で、ほとんど待ち時間なしで表示されるので、使い勝手は悪くないかな、という印象です。
このあたりも考えながら、ページ設計が必要になります。

■ページのURLを明記する
AJAXの最大の特徴は、ページ遷移が無いこと。
つまり、ブラウザから見えるURLは最初に開いたページのままです。
このため、ユーザーのストレスを軽減できるわけですが、一つ問題が。
そう、検索した後のページにリンクしたい場合、そのページのURLを取得したつもりが実はそうでなく、検索前のページだった、ということが多々あります。
AJAXでページを作成する場合は、ページ表示後のURLをページの一番上か一番下に明記しておくことで、リンクしてもらえる可能性も高くなる、というSEO効果？も期待できます。

--